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日別アーカイブ:2019年09月30日

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ロスに来て2週間が経った。毎日必死に生きている。練習は順調だ。戦う身体と心になってきている。良い事だ。
当然の事だが、ロンドンからリオまで拠点にしていたオーストラリアの街とはいろんな事が全然違う。最初は様々な場面で自分自身の頭の中と身体に拒絶反応が起きる。だが、じきにある一定の時間が過ぎれば、新しい事を受け入れることができるように少しずつなっていくる。ということは今までの経験からわかっているのだが、毎回、理解できてるようで理解に時間がかかる。

だから、はじめてパースに移ったあの頃を思い出しながら今を生きている。すっかり忘れていたのに。フラッシュバックだ。
例えば、パースに移った最初の頃、友達も全然いなくて、街にも馴染めなくて、寂しくて、当時の面倒をみて頂いていたパース日本総領事館の坂本領事に食事に行きましょう、お願いします。と連絡をして
食事に連れて行ってもらって、弱音を吐きまくっていた時が懐かしい。領事も単身赴任の生活をされていたし、僕ははじめての海外生活、その時付き合っていた彼女と遠距離だったから、恋愛の事も、生活の事も、全部、僕のモヤモヤした気持ちを理解しようとして下さって、凄い励ましてもらった事を覚えている。 

外に出ると自分のちっぽけさとか弱さが明快にわかる。だから、変わろうと人は努力する。

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僕はお母さんが1歳になる前からベビースイミングを始めさせて、それからずっと生活の中に
“泳ぐ”という事がある。27年間、泳ぐ事と一緒に生きている。
その”泳ぐ”という事を極める領域に入ってきた時期なのではないかと今、感じている。
多くの水泳選手が極める前に引退をする中、僕はまだ1つの事を極める事を続けている事ができている。小さい頃から、やりきりたい。突き詰めたい。という気持ちが人よりも強かったと思う。
とにかく、必死に必死に頑張ってきて、世界の8番までたどり着いたが、
去年のオリンピックが終わった後、ここから上の7人に勝つためには、大きいな変化が必要だ。と思った。勝っている選手のシステムに入る必要がこれからはあると思った。

自分の長所をさらに伸ばし、引き上げ、苦手な部分、短所を小さくしていくという事だ。今年2月、オランダに行き、リオオリンピックチャンピオンと彼のコーチと一緒にトレーニングを積む事ができた。今は2015年の世界水泳を勝った選手のいるチームでトレーニングをしている。
やはり、自分より結果を出している選手は自分よりも優れている点があって、そういう部分を目の当たりにすると、なるほどなあ。ここが違うんだなあと痛感する。逆に、僕が僕が今まで日本で取り組んできた競泳生活の方が彼らよりも優れている、ストロングポイントが強い部分もある事も同時に気づいた。
オランダでも今、ロスでも僕は毎回、毎回、泳ぐフォームの改善を指導を受けている。受けているというか、変えた方がいい。もっと良くなるという意味で、とてもしつこく言われる。オーストラリアでは、3人の代表コーチから指導を受けたが、ほとんどフォームの事について指導は受けなかった。
だけど、極めている彼らは僕の弱い部分、苦手としている部分を明確に見つけて、教えてくれる。今は、小学生の頃、選手コースに上がりたての選手がフォームを毎回注意されているような感じが僕の日常にある。さらなる飛躍を求め、こういうことを求めていたのだから、本当にありがたいと思っているし、泳ぎの形はすぐには当然変わらないから、1年、2年のスパンで変化を身につけていく気持ち、心の持ちようが大切だと思っている。
これまでの感覚で泳いでいたスタイルから、これからはしっかりと技術を受け入れ自分のスキルにしたいという気持ちがある今は。

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最近、思う。
本当に自分が成し遂げたい事、欲しいもの、やりたい事は
自ら、本気で掴みに行かないと絶対に手に入らないという事。
チャンスがいきなり、自分に飛び込んでくるのではなく、自分で全部を賭けて掴みとらなければ
掴めないという事。

そういう出来事しか、自分を大きく変える事が出来ないし、手に入れた時に今まで感じた事のない喜びを心の底から感じる事はできない。 簡単に手に入るものは、長い人生の中で残っていかないものだと。
つまり、例えば、4年間挑戦し続けて、ある日やっと掴める事、それが10年間挑戦し続けて、何パーセントかの確率で手に入れる事ができる物、そういう大きな挑戦、チャレンジの中で、手に入れる事ができる出来事に僕は大きな喜びを感じる人間だということがわかってきた。

僕がカッコイイと思う人達はこういう人達であり、”振り切れている”人達だ。

挑戦には成し遂げる事の大きさと同じくらい、失敗や犠牲が伴うとも感じてきた。

だから、自分の弱さ、ダメな部分が挑戦すれば、するほど、わかってくるし、自分は弱い人間だと思う。

自分の弱音とか悩みを聴いてくれて、助言をくれる信頼している人たちに対しての感謝の気持ちがどんどん強くなる。人間は一人では生きられないと当たり前のことだけれど、毎日思う。

僕ももっと強くなって、何かを成し遂げた後、下の世代に自分が今、してもらっている事ができれば、できるようになりたいという気持ちも強くなってきた。

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オリンピック8位から、そこから上に行く道のりは、今までに感じた事のない難しさとより努力を必要とするだろう。
僕が取り組んでいるオープンウォータースイミングでそこまでたどり着いた日本人がいれば、いろいろアドバイスを受けたり、参考にすることができるんだけれど、僕がはじめてで、いないから。さらに難しい。その難しさに比例するように達成できた時に自分が得られるものは大きいけれど。

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毎日、必死に生きている中で、常に僕は今、
何かで世界一を目指してそこに向けて取り組むことができている今は僕は本当に幸せな人生を日々歩んでいると。

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あの時、あの人が僕にリオの絵葉書をくれた出来事をこの僕の集大成では同じ事を繰り返してはいけないし、あの教訓を自分の今の日々と競技生活に必ず生かさなければいけない。

過ぎ去った今日は2度帰ってこないのだから。

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”水泳”という事を極めて、やりきって、2020年夏に結果を出して、次のステージに行けるように
する事が僕の夢だ。

80パーセントまでは極めた。あと20パーセント極める事ができればその時は勝てるだろう。
目先の成功や失敗を求めず、大きな出来事を掴み取る選手、人になれるように日々を生きて生きたい。

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